木星人には、木星人のもって生まれた特徴があります。それを、性格、結婚・家庭・恋愛、才能・適職の3つにわけて説明していきます。

性格(困難を乗り越える強い精神力をもった大器晩成型)

木星人は、コツコツと着実に成し遂げていく努力家です。几帳面で忍耐強く、一度目標を決めるとそれに向かってどんな困難な事態におちいっても、目的を達成するまで努力します。

リーダーとして周囲をグングン引っ張ったり、突出した才能で華々しい活躍をすることは少ないものの、目標に向かって、確実に一歩一歩、階段を上がっていく姿勢は、生涯強力な武器になります。

また、感情よりも理性を重んじるタイプの木星人の行動には常に理性に裏づけがあります。そのため、自分の意にそわない状況であっても、感情に流されて衝動的な行動をとることはありません。

その半面、自分の思ったことをうまく伝えられず、周りの人から誤解されやすいところがあります。そんな実直でまじめな木星人は、縁の下の力持ち的な存在として一目おかれるなど、周囲の人たちの多大な信頼と尊敬を得ることができます。

しかし、堅実な性格が、裏目にでることもあります。自分の行為が正しいと納得してからでないと行動をおこさないため、ときには周囲と足並みそろわず、異性から敬遠されたりします。

しかも、冒険を好まない性格に加え、情報をいち早くキャッチして自分のものにするのが苦手です。信用を積み重ねてがけることができた仕事を土壇場で他人にさらわれたり、決断を遅らせたためにチャンスを逃したりすることがあります。

人づき合いがあまり上手でない性格が災いして、その後のフォローがうまくいかずに悩む人も少なくありません。とはいえ、どんなにつらい目にあっても、それをはねのけ、乗り越えていく強い精神力をもっているのが木星人の長所です。

初対面で相手に悪い印象をもたれたとしても、じっくり時間をかけて誤解を解いていくでしょう。要領が悪くて失敗したとしても、地道な努力によって信頼を回復していくことでしょう。

長年にわたって裏方に徹しながら人を動かす立場に立つと、驚くほど才能を発揮する木星人には、まさに大器晩成という言葉がピッタリです。

若いころは、中身がともなっていないといったギャップで損をすることもありますが、年齢を重ねるにつれて、味のある人物に成長していきます。じつは、影の実力者といわれる人にいちばん多いのが木星人なのです。

結婚・家庭・恋愛

木星人には、愛情あふれる家庭で育ち、結婚後も家庭を第一と考え、家族を大切にする人が少なくありません。

女性は典型的な良妻賢母、男性は妻を大切にするやさしい夫が多いのが、木星人の特徴です。これは、木星人が“家庭の星”のもとにあるからです。

基本的に冒険や変化を好まない性格のため、結婚して、ひとたび安住の地を確保すると、あらゆる努力を惜しまず、それを守ろうとします。

とくに女性は、炊事、洗濯、子育てをテキパキとこなし、家事全般をそつなくこなしていける人が多いでしょう。

生活のレベルを他人の家庭とくらべてみたり、散財したり、流行のファッションで派手に着飾ったりすることはありません。家族が健康であれば、それだけで幸福を感じるタイプなので、どんな生活環境にもすんなり順応できます。

常に良識的な行動を心がけるので、浮気などのトラブルをおこすこともないでしょう。また、結婚相手の親と同居して老後の世話をすることも苦にならない人が多いようです。ただし、こうした木星人の生まじめさは、長い家庭生活のなかで裏目にでることもあります。

人の気持ちをうまく読み取ることができないために、相手がちょっとした気の迷いでしてしまった遊びを、浮気ではなく本気と決めつけるようなところがありります。

パートナーに対して裏切られたとか、家庭をかえりみなくなったとか、おおごとにしてしまうところがあるのです。とくに、あなたが女性の場合、仕事上のつき合いで酒に酔って夜遅く帰ってくる夫を責めてしまうことも往々にしてあるようです。

このような状態がつづくと、夫は、家庭にしばりつけられているような気持ちになり、本当に息抜きの場をほかの女性にもとめるようになるかもしれません。

そうした状態にならないためにも、おおらかな態度で夫に接することも必要です。一方、木星人の男性は家庭を第一に考えるマイホームパパになり、浮気をすることもなく、家族との団らんを心から楽しみにするタイプとなります。

そんな親のもとで育った子どもは、素直で、常識を重んじる人間に成長します。しかし、子どもが親と同じ木星人の場合は、注意しなければなりません。あまり過保護になりすぎると、その子の運を親がつぶしてしまう恐れがあるからです。

才能・適正

いつも控えめな性格の木星人は、大勢のなかではけっして目立つ存在ではありません。けれども、成功をおさめるためには欠かせない忍耐力と、努力を惜しまないという点では、人並みはずれたものがあります。

目標を決めたら、長い年月をかけてでも一歩一歩、着実にのぼりつめていくことは、木星人がもっとも得意とするところです。

ですから、就職や進学など、人生の分岐点にたったときは、そうした類まれな長所を存分に発揮できる分野を選ぶことが、重要なポイントになります。もし、現在のあなたがフリーターと称して安定した職業に就かないでいるとしたら、とてももったいないことです。

女性の場合は、事務系のOLや秘書、スタイリスト、宝石鑑定士、ピアノ教師などか、木星人のまじめで堅実な性格を活かせる職業として適しています。

仕事を生きがいとしていくのならば、医師や薬剤師のように、資格が必要な職業を選ぶことです。努力家のあなたは、どんなに時間がかかっても、かならず資格を取得できるはずです。

そして、その努力が実を結んだときは、あなたにとって大きな自信となるにちがいありません。もって生まれた運を開くためにも、自分の適正を考えつつこうした職業に就く努力をするといいでしょう。

男性の場合、職業の選択は一生を左右する重要な決断になります。木星人のあなにとっては、持ち前の堅実さを発揮できる仕事をみつけることが重要です。

そのためにも、社交性を求められる仕事より、デスクワークが主体となる仕事を選ぶことが、あなたの才能を活かすカギとなります。

医師、研究者、エンジニアなどがその代表ですが、忍耐力が要求される翻訳や辞書の編集にたずさわるのも、木星人にふさわしい仕事といえます。

また、重厚な仕事や威厳と寛容が必要な仕事も、木星人にとって将来大きな飛躍が期待できる職業です。たとえば、金融業、弁護士、裁判官、大学教授、上場企業の管理職、政治家などです。

なお、骨董品は木星人に幸運をもたらす品物ですから、古美術商、博物館職員、などの分野でも成功する可能性が高いかもしれません。

学生であれば、できるだけ高い目標を掲げましょう。堅実な性格を活かし、計画的に勉強を進めていけば、希望する学校に合格することも夢ではありません。

2020年の12周期

  木星人 (+)  安定

  木星人 (-)  財成

2021年の12周期

   木星人 (+) 陰影(大殺界

   木星人 (-) 安定