大殺界には周期というものがあります。具体的には、種子・緑生・立花・健弱・達成・乱気・再会・財成・安定・陰影・停止・減退の12周期あり、大殺界はその中の運気が最も停滞している陰影・停止・減退の3周期の期間を言います。

これが、年、月、日で12周期ずつサイクルします。中でも、重要視されているのが、年の12周期です。具体的に各運命周期で起こる現象を以下でみていきます。

種子

種子は「春」にあたります。冬の季節、つまり大殺界を乗り越えた次期で、恋愛結婚、就職など、新しい物事のスタートに適しているとされ、この年に始めた事象は大きな実りを結びます。

緑生

緑生も種子同様に「春」にあたります。蒔かれた種が芽吹くときで、「種子」で始めた事柄が、よい方向に動き始めるという感覚です。

芽が出るという意味から、この時期に得た愛情は本物です。ただし、まだ新芽であり、耐久性は弱いです。

立花

立花も「春」にあたります。「春」の中では、運気の盛り上がりがピークに達し、この時期に得たものは一生涯不動のものとなります。

つまり、この時期に行った結婚は長く続き、始めた仕事も長く続きます。 立花は「チャンス」の年であり、強気に出てチャンスをつかみ取りに行く必要があります。

健弱(小殺界)

健弱は「夏」にあたります。大殺界に対応する「小殺界」は、この健弱の時期に始まります。運勢が中だるみになり、健康方面でも問題が起りやすい運気です。

それは前年までの良い運気で頑張った結果、蓄積した疲労のためです。休憩が必要な運気です。

達成

達成も「夏」にあたります。12周期ある運命周期の中で、「達成」はもっとも運気が強い年です。

愛情面でも家庭面でも、全てうまくいきます。勝負の年です。前年休んで得た体力で、一気に勝負をかけるべき年です。

乱気(中殺界)

乱気も「夏」にあたります。前年の絶好調から一転して、運気が下がるとされています。この年をは「中殺界」としています。

休養に心がけ、無理をしないで休むことです。精神面での不安定がうっかりミスや、イライラを産む運気です。

再会

再会は「秋」にあたります。ここからの三年間は、ふたたび運気が上昇します。

人間関係の面で大きな変化があり、メンターなど、人生に影響を及ぼす出会いが期待され、また愛情面では復活愛の可能性が高まり、元恋人と再会する可能性も!?

財成

財成も「秋」にあたります。字の通り、財産面での収穫が大きくなりますが、その他の面でも好調を持続します。仕事などでも大きな成功を得やすい運気です。

安定

安定は「秋」にあたります。再会→財成と進み、つかみ取った幸運が安定・定着します。ただし、この次の年からまた運勢は下降運に入ります。 従って、この年は幸運や金銭の蓄積を心がけ、体力の回復に努めるべきです。

陰影(大殺界)

陰影は大殺界「冬」のはじまりです。ここからは我慢の三年間がはじまります。特に陰影は下降運の始めということで、裏切りや詐欺など、人間関係での禍が多くなります。

停止(大殺界)

停止も大殺界とされる「冬」にあたります。運気が落ち込んでいる年で、何をやっても良い結果が出ません。新たな収穫や実りを得ることは難しく、過去の蓄積を食いつぶすという時期です。

従って、この年までに蓄積を行えるかが、大殺界の最後である、「減退」を乗り切れるかの鍵となります。

減退(大殺界)

減退も大殺界とされる「冬」にあたります。この年が、12ある運命周期のなかで、運気が最も落ち込んでいる時期です。

人によっては、この「減退」の年をもって「大殺界」と呼んでいるようです。事を起こせば間違いなく災いが起るので、とにかく堪え忍ぶ年となります。

まとめ

六星占術では、誰でもこの12周期があり、運命星によってこの周期が異なります。2017年平成29年)が大殺界の金星人+、金星人-、土星人+は、特に新しい恋愛に注意が必要です。